アロマラント通信20156月号


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4  アロマのドイツ語1:-oelとは何だ?

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アロマのドイツ語1:-oelとは何だ?


ラベルくらいは、何が書いてあるのか読み解ける様になりたい、そう思っていらっしゃるあなたのためのドイツ語勉強会です。


ラベル正面に大きく精油の名称が印刷してありますね、語尾が-oelで終わる油が多いのに気付かれましたか?Oの上に付いている点々二つは「-oe」の省略形ですから、オレンジ精油は「Orangenoel」と表記するのが本来の形です。さてここでoelとは何でしょう?そうです、英語のオイル(oil)なのです。なーんだ。

もっともオレンジ、レモン、ラベンダー、ローズマリーなどには「-油」が付きますがシダーウッド、レモングラスなどには付きません。どういう基準で油が付いたり付かなかったりするのか、謎です。社長のフォルティスさんに訊いてみましょうか。

ただ油という語が付かないと、花や果実のイメージが強くなりますから、「....精油です」という意味を強める為に「-oel」が入っているのでしょうか。


さてこの「油」、どう読んだら良いのでしょう?これは難しい。日本語には無い音だからです。唇を開いた「エ」と「オ」の中間の音と言われても何だか分かりませんね。私の耳には「オ」に近く聞こえるのですが。ただこれだと大聖堂の有るKoelnはケルンではなくコルン、指揮者のKarl Boehmはカール・ベームでなくカール・ボームになりますので馴染みが無くなります。明治時代にドイツで勉強した日本人留学生の誰かの耳にはKoelnはケルンに近く聞こえたのでしょう。そして「oe」は「エ」と詠むと決められたのでしょう。


今日の勉強:ドイツ語は英語に似ている。oelとoilは少し違うなどと言ってはなりません。オエルとオイルの差など九州と東北の訛りの違い程度だと心得ましょう。

(深谷)

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