アロマラント通信2016年3月号


1. お知らせ:(1-1)1月〜3月のサービス品

(1-2)3月30日(水)11時〜13時勉強会のお知らせ。

2. 記事:水と油

3 ドイツ雑感(5)畑のフランス森のドイツ

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お知らせ

(1-1)3月のサービス精油

期間限定値引品:1月〜3月の20%引き奉仕品はシダーウッド、ユーカリradiata、レモングラスの3種です。


(1-2) 「アロマの徹底活用」〜癒しと目的別・ヒルデガルトの薫りブレンド


アロマテラピーの歴史や文化との関わりを ブレンドづくりを実際に体験しながら学んでみませんか? 

・アロマテラピーの歴史  

・ブレンドってどうやって作るの?

・どうして体にいいの?

・実際に精油を使って、ドイツのブレンドつくりを体験します 

 2016年 3月30日11時〜13時 120分

場所 カラットオブカラーズ代官山

さ必要品:スプレー容器 アルコール・水 精油 

費用:3,000円(材料費を含む)


長谷川先生プロフィール

ヒルデガルトフォーラム・ジャパン副代表(ドイツヒルデガルト研究団体)。

(社)自然療法機構認定自然療法士。

ハーバリストクラブ会員。

(公社)アロマ環境協会会報誌「アロマテラピー人物伝」寄稿。

著書『癒しのお香』(ドイツの薫香本)、

共著『日本のハーブ辞典』『絵師で彩る世界の民族衣装図鑑』他



カラットオブカラーズ代官山

〒150-0022

東京都渋谷区恵比寿南3-6-7 石井ビル

TEL03-6303-1611

FAX03-3710-7310

Facebook: https://www.facebook.com/caratcolors

セラピー事業部www.caratcolors.net

ジュエリー事業部http://www.caratcolors.net/j_index.html

ご予約はこちら。http://www.reservestock.jp/1302



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(2) 水と油 鈴木直美 カラットオブカラーズ代官山


今回は、私、営業・鈴木のホテルマン時代のお話です。

「この世で一番悲しい事は会いたい人に会えない事、会いたくない人に会わなきゃならない事」とは、日本一の実業家さいとうひとりさんの言葉ですが「水と油の関係」—気が合わない、そりが合わない人の対処法、皆様は、どうされていますか?


ご存じの通り、精油は水と混ざらないので、アルコール(無水エタノール)に精油を溶かしてルームスプレーや、精油を塩に含ませてバスソルトに利用しますが、今日ご紹介する「水と油をうまく使っている人」は、ホテル業界で有名な「靴屋の源ちゃん」の愛称で親しまれている井上さん。


1963年創業の老舗ホテルの地下にあった「ゲンちゃん」の工房には、いつも高級ブランドの靴箱が天井近くまで積み重なっていました。

国内外から送られてくるVIPの靴は、ゲンちゃんの手でピカピカに磨き上げられ、再

び煌めく世界の舞台へと旅立っていきます。そのホテルには、和と洋が融合した重厚なロビーや、障子を使った客室の設え、バナナブレッドが人気のコーヒーハウスなど、テレビ局も近いことから、芸能人もファミリーで打ち合わせやプライベートでも訪れ、地下のバンケットフロアにはパーティに出席するお客様が華やかに集い、ロビーでくつろぐ憧れの海外アーティスト達の姿が見られるなど、

当時を懐かしく思い出します。

2006年11月、土地再開発の為、ゲンちゃんの工房があったそのホテルは閉館しまし

た。グルメでワインにも詳しかった彼をLVMHが役員に招いたと噂も聞く中、昨年、港区虎の門老舗ホテル閉館時の特集番組で変わらず楽しげにお客様の靴を磨く「ゲンちゃん」の姿を見つけました。


なぜ、そんなに光るのか、不思議に思って見ていた人によると、油性の靴クリームを擦り込みながら、ちょっと指先に「水」を付けていたそうです!

水と油、仲良しするのは「人の手」。今度、ゲンちゃんに会ったら、秘密をもう少し聞いてみますね。


アロマラント精油も、皆様の手から手へ、多くの方を幸せにするお手伝いができることを嬉しく思います。

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ドイツ雑感(5)畑のフランス森のドイツ


旅行時期が晩春の頃だったのでしょう。森の青葉が若々しく、アウトバーンを覆う緑のトンネルが淡い色合いだったのを憶えています。翌日はベルギーを通過して北フランスからパリ北方のピカルディー地方を目指す旅程でした。ベルギー通過中はうっとうしい雨空だったのがフランスへ入ると明るい初夏の日差しに変わります。陽光に力が満ち、物の姿がくっきり見えるようになります。フランスの光とはこれなんだ、と思わず納得しました。印象派に始まる色と光のフランス近代絵画を可能にした光、物の輪郭をはっきり区切る影と光のコントラスト。フランス人文地理学を日本に導入した飯塚浩二氏の著作に出てきたとおりの光を通じての独仏比較に実体験として納得した訳です。ドイツの光量では印象派は無理ではないでしょうか。ドイツにも印象派画風のマックス・リーバーマンなどの大物はいますが、フランス主流のモネのように感情を交えず冷徹科学的に光と効果を追求する姿勢ではありません。光と同様絵から発散される情緒にも重きを置いています。フランスではモネ流の分析と理論の印象派が、ドイツではカミーユ・ピサロ風の情感の印象派がそれぞれ主流になったのもうなずけます。夢と情の温かいドイツ魂、対する現実重視冷たい理屈のフランスエスプリ、ですね。

「あなたは正しい、その通りです」これをフランス語にすると「Vous avez raison」となり、直訳は「あなたは理性を持つ」ですから、連中がいかに理性なるものに囚われているかが分かろうというものです。


光の違いに気づいた様に車窓に現れる景観の違いにも次第に気づきます。急速に森が後退し、畑が多くなります。森の中というのは枝が生い茂って見通しが効かず現実把握に不可欠な測量などとてもできません。見えないところは想像するほかありません。一方畑の国は遮る物のない真っ平らですから測量も容易、外界を、時には自己自身をも数値で簡単に表せる世界です。空想など出番がありません。


私見ですがアロマテラピーの世界にも両国の基本性格が反映されている気がします。植物の生命力を信じたり、シュタイナー農法や占星術まで引っ張り出すドイツ流のファンタジーアロマ解釈とまるで薬学部の授業の様な、夢も想像力もない冷たいフランス流。


この違いを理解するには独仏両国での森林開墾の歴史を中世まで遡らなければなりません。

(深谷)

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