【アロマラント通信20207月号


INDEX

お知らせ:商品入荷状況について

1.  コラム:これからの?ワークショップ

2.  オーストリア雑談:ヴィエノワズリー(viennoiserie) ウイーン風菓子パン

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九州全土の記録的な豪雨で、熊本を中心に甚大な被害や犠牲者が出ています。

被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに一日も早い復興をお祈り申し上げます。

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お知らせ:商品入荷状況について

新型コロナウィルスの影響で、在庫が不安定になっております。アンチインセクト、レモンなどを長らくお待ちいただいておりました数品目が無事に昨日入荷しましたので、順次発送いたします。

少しずつ在庫状況も安定していく見通しですのでよろしくお願いいたします。

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1.  コラム:これからの?ワークショップ

先日、約3ヶ月半ぶりにアロマのワークショップに出講させていただきました。

「新しい生活様式」?を意識。今までとは色々と勝手が違います。受講生たちもそれぞれ検温をしてから入室しマスク着用。消毒をしっかりし、席の移動は基本的にしません。

私の方はまずフェイスシールドとマスク着用。これが暑いです。黙って作業をするなどの場合は問題ないと思うのですが、講義をしている間はその状態で1時間ほど話をするので、酸欠になりそうでした(笑)。

そして、アロマ講座といえばやはり精油をムエットで試香したりしますね。その際にうっかりシールドを装着していることを忘れ、ガンッとぶつかってしまったり・・・。そして毎回シールドの下からムエットを自分の鼻に、もちろんマスクも鼻だけ外して。と、色々と不自由な感じはありましたが、これも安心・安全に受講していただくためにとても大切なことです。

いつもとは少し違った雰囲気でも、精油の香りを嗅ぐと皆さんの気分がシフトし、場の空気が変わりました。やはりオンラインではなく対面はいいなと改めて実感しました。その「場(空間)」の雰囲気がやはりアロマならではだなぁと思うのです。

今後、また以前のようにフェイスシールドをしないで講座ができたり、受講される方がマスクをせずにもっと気楽に参加できるようになるにはあとどれくらいの時間が必要なのかなぁと、ぼんやり考えました。

今までの「当たり前」はとても幸せなことだったんだなと実感しました。でも、きっとまた以前のように気楽に人が集まったりすることができるようになる。なので、今できることを楽しみながら前向きにやっていきましょう🌿


新型コロナウィルス 、無症状の方でも後遺症として様々な症状がでていると言われています。皆様もくれぐれもお気をつけてお過ごしください。

Yukie)

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2.  オーストリア雑談:ヴィエノワズリー(viennoiserie) ウイーン風菓子パン


ヴィエノワズリー viennoiserie というフランス語があります。ヴィエンヌ Vienne はウイーンのことですから、意味はウイーン風小物、或いはウイーン銘菓とでもいったところです。同じような造語法でシノワズリー chinoiserie というのもあります。Chine シーヌが支那・中国のことですから、こちらは19世紀中頃から20世紀初めにかけてフランスで流行った支那風小物骨董品を指します。携帯阿片容器や吸引キセル、扇、ついたて屏風、クッション等々.......。同時期支那趣味に少し遅れて始まった日本愛好はジャポノワズリーとはならず japonisme ジャポニスムという用語に落ち着きました。~ノワズリーに小物、愛玩品といった相手を軽く見る気分が漂うのに対して~イズムは価値中立ですから、当時ヨーロッパの美術ファンは葛飾北斎などに欧州とは別の、大きな一つの美の潮流を感じ取ったのでしょう。

しかし本題はここではありません。ヴィエノワズリー 或いはviennoiserieで検索すると出てくる画像は何ともありふれた日本でもお馴染みの菓子パンです。もっともアンパンやメロンパンといった戦前からある古顔ででなくここ四半世紀目に付く様になった欧風菓子パン。パイ生地を使ったものが多いのも特徴です。


Wiki日本語版で調べてみましょう。

「ヴィエノワズリーは、 鶏卵 バター 牛乳 クリーム 砂糖などを用い、おごった味わいや甘さを強調する。しばしば、ヴィエノワズリーの生地は薄く層化(ラミネート)される。1893年に オーストリア人の実業家 アウグスト・ツァング パリに開いたウィーン風パン屋を契機に、フランスにおいてウィーン風の焼き菓子が人気を博すようになった。」

日本でのお馴染みは以下のものでしょうか。


クロワッサンやブリオシュもウイーン由来なのに注目です。たしかクロワッサンはウイーンを包囲したトルコ軍の軍旗に描かれた三日月を模したもので私の仏文当時の先生が三日月パンと呼んでいたのを思い出します。

フランスに何故定着したのだろうかと考えてみますと、丁度パンとケーキの橋渡しになったからではないでしょうか。フランス人にドイツ風スポンジケーキは好まれませんでしたので、コーヒーやお茶を飲みながらおやつに食べるお菓子として認知されたのではないかと想像します。それに嫌なドイツ風でなく、可愛らしいウイーン風であったところも人気を盛り立てた一原因だったのでしょう。

(深谷)

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