アロマラント通信20161-2月合併号 


1. お知らせ:1月~3月のサービス品

2. 記事:アミリス ー サンダルウッド代用品を超えて

3 ドイツ雑感4:夢見る国、夢見る民

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1)お知らせ

期間限定値引品:1月~3月の20%引き奉仕品はシダーウッド、ユーカリradiata、レモングラスの3種です。

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(2) アミリス ー サンダルウッド代用品を超えて


鈴木直美 カラットオブカラーズ代官山

以前当店ではサンダルウッド(Suntalum album 5ml \6600)

の代替品としてハイチ産の「アミリス(Amyris balsamifera)

を扱っておりました。

日本ではあまりなじみが無いようですが、ある日、ライムと合わせて香らせてみたところ、バルサム調の香りが引き締まって中々、好評でした。


アロマラントの人気ブレンド精油「瞑想・メディテーション」にもアミリスがブレンドされています。


調べてみると、面白い特性を謳っている医師のサイトをみつけました。

http://www.mercola.com/Dr.Mercola)


アミリス(アミリスのbalsamifera)はミカン科で、8メートルの高さに成長し白い花を咲かせ黒くて青味がかった果実を実らせる。インディーズサンダルウッドとして白檀の代替として使用される。

乾燥した木の樹皮を水蒸気蒸留するが、高い含油量を持つため、発火しやすく松明やアミリス・キャンドルとして知られ、海辺の夜間に行われる蟹漁に漁師が、農家では農作物を夜間に運搬するときにも役立てられている。


精神と心を高揚させ瞑想および治療マッサージに使用されます。

防腐剤、鎮静剤、充血除去剤、およびエモリエント特性を利用しての心と筋肉の弛緩、 鎮静だけでなく、ストレスや緊張、不安解放にも役立つl。

精神的な明晰さを向上させることができ、皮膚の再生と老化予防に良い。短気、欲求不満、そして性的緊張を和らげる冷却性もあり、

創造性と想像力を向上させるので詩人、アーティスト、ミュージシャンの間で最適な精油として良く選ばれる。


以上翻訳エンジンにかけ一部、編集してみました。

皮膚の再生、老化予防、アーティストやミュージシャン・・魅力的な効能が述べられていますが化学成分をもう少し、調べてみたいところです。

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ドイツ雑感(4):夢見る国、夢見る民


ライン川をはさんだ東西の国民を比べると、フランス人は現実的、ドイツ人は夢想的だと前々回申し上げました。こういう対比は日本ではあまり馴染みがありませんが、フランス人の抱くドイツ観では一般的です。日本でもドイツとの接触が増えるにつれてこの見方が次第に一般化するかもしれない兆候が出てきました。読売新聞ベルリン特派員だった三好範英(みよしのりひで)氏の光文社新書『ドイツリスク』では「夢見る人」と表現されています。脱原発や難民大量受け入れなど大義としては立派ですが現実と調和し難い正論をそのまま実行に移すところなど、正義に燃えた「夢見る政治」の引き起こす混乱ががヨーロッパ全体を巻き込む場面が目立つようになりました。


夢見ると言えばドイツ語でトロイメライですが、現実に非存在のものを理想と見立ててその実現を目指す訳ですから、これは強い。現実の厳しさも何のその、めげません。そこへいくとフランス人は実現可能性の有りや無しやなどを数字で出すのに気を取られ根気が続きません。「この程度で、まあ良いや」となる訳です。禁煙運動や環境保護などの大義にドイツ人はのめり込みますが、一方フランスでは『タバコは緩慢な自殺です』という禁煙ポスターに「僕は急いじゃいません」と落書きする程のちゃらんぽらんさが残っています。


夢見る人でありロマンティストであり完璧主義者である下地はどこに有ったのでしょうか。森の国ドイツと畑の国フランスという対比をしてみましょう。時代は9世紀から12世紀にかけてのいわゆるヨーロッパの暗黒時代です。別に野蛮だったから暗黒という訳ではなく、記録に乏しいので暗黒という訳です。

ずいぶん昔のことですが住んでいた西ベルリンからパリまでの二日がかりの自動車旅行をした事が有ります。車種はVWのダービー。ゴルフより一回り大きいファミリーカーです。東西ドイツの国境検問を過ぎ、ハノーファーからベルギー国境の町アーヘンへ向かいます。アーヘンはカール大帝(フランス風に言えばシャルルマーニュ大帝)が都を置いた古い町です。アウトバーンをひた走りアーヘンに近づくと道は森の中を通り抜ける形になります。道の左右は森でした。何となくしんとし

て暗い感じがします。落ち着いた感じと言い換えても構いません。


ゲーテの詩『旅人の夜の歌』で気分を感じて下さい。岩波文庫より檜山哲彦氏の訳です。


峰はみな

しずもり

梢に

風の

そよぎなく

小鳥は森にふかく黙す(もだす)

待てしばし やがて

おまえも憩えよう


(深谷)

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