■INDEX

1. ご挨拶

2. ドイツ軍楽-その2-(深谷)

3.ドイツ訪問記 ローテンブルク (雪江奈津代)

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1. ご挨拶

連日の猛暑、皆さま体調など崩されていないでしょうか。

エアコンによる見えない冷えや、夏バテ防止のために、毎日湯船につかるようにしています。

精油のパワーもおかりして、爽やかに気持ちよく夏を過ごしたいですね。

この時期も柑橘系は安定の人気です。それに少しだけフィトンチット効果も期待できるピネン系精油を合わせてみても気分転換になるのでお勧めです!

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2.ドイツの軍楽 - その2 -


何故ドイツの軍楽がすごい、あるいは迫力があるのかを考えてみますとまず兵隊の体格と国民性に行き着きます。

なおここでいうドイツの軍楽とは大正3年勃発の欧州大戦以前に作られたOld German Marchの事ですから、アニメ「ガールズ&パンツァー」で知られる様になった「戦車行進曲 Panzerlied」などは含まれません。

体格についてはイタリア人などの南欧系国民より北にいますから、大きくなるのは当然です。同じような体格のオーストリアやポーランドの兵隊と比べる場合は、気質が問題になります。真面目に一生懸命当面の作業に向かい合うという伝統的なドイツ気質が、行進の時など実に気合の入った様子に見えるのです。「俺は今、何をしているのだ?」「馬鹿馬鹿しい」などと自己を外から見るような皮肉癖のある国民は軍楽には向いていません。この点でフランス兵は駄目です。

といってもフランス軍が弱いのではありません。今でも国連PKO派遣部隊として立派に職務を果たしていますし、かつての第一次大戦ベルダン要塞攻防戦では「一歩も通すな」を合言葉に、ドイツ軍を阻止し続けました。ナポレオン以来の大陸軍(グラン・タルメ grand-armee)の伝統は失われていませんから、要は真面目くさった顔で、集団行動を取るのが平気か苦手かという違いに過ぎません。

シャンゼリゼを行進する仏空挺部隊員よりブランデンブルク門を背景にした独軍部隊の方が真面目な顔だけに強そうに見えるのは私だけでしょうか。


軍楽も音楽ですからその美学的特徴である「人の心を掴み取り、引きずり回して陶酔させる」という凶暴とも言える本質は同じです。これこそベートーベンを聞いた時の高揚感であり、ブラームスを聴いた後の悲哀感そのものではありあせんか。

五感を使う美への探求のもう一つの極が絵画ですが、これは音楽とは反対に見る人の心を落ち着かせます。聴覚、視覚以外の他の感覚が興奮=陶酔させるか、鎮静させるかの判定はどうでしょう。嗅覚を利用するアロマテラピーは興奮=陶酔型に分類されるでしょうが、その作用力が今ひとつはっきりしません。来店者の購買意欲を強化する販促用ルームフレグランスが流行った時期がありましたが、はっきりした効果が認められたのでしょうか。音楽が兵士、演奏会の聴衆など集団にも作用力を持つのにくらべ、香りは恋人と過ごす濃密な時間を盛り上げたりするのに適した、個別的で親密な場でしか力を発揮しないのではないか、と考えたりしています。来店者を爆買いに誘う営業用の香りなどぞっとしません。     

(深谷)

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3. ドイツ訪問記㈪ ローテンブルク Rothenburg


ロマンチック街道と古城街道の交差点に位置し、ロマンチック街道起点の街ヴュルツブルクへは北へ約100キロ、古城街道を東へ進むとニュルンベルクへとつながっています。

今回は、ニュルンベルクからアロマラント社へ向かう途中、わずかな滞在時間でしたが立ち寄っていただきました。


ローテンブルクは17世紀の街並みが保存された人気のある観光都市。

煉瓦色の切妻屋根に木枠の壁が特徴の家々、軒下にワイヤーでぶら下がるアンティーク調の看板、

石畳の路地…、歩いているだけで古き良き時代のドイツにタイムトリップしたような感覚になります。


カトリック系の会派が街の発展に貢献してきた背景をもち、神聖ローマ帝国内での自由都市として最も繁栄していたともいわれています。しかし17世紀の30年戦争やペストの流行などで急速に衰退していったこの街は、近代化の流れに取り残されることとなりますが、そのことがかえって戦前の中世ヨーロッパの趣を残す観光都市として発展することとなりました。

世界大戦の空爆などで半壊状態となってしまった街は、中世の姿に戻すという形で復興されました。


夕方に到着、何しろ6月だというのにコートが必要なほど寒い日だったので、足早に街をぐるっと一周。気付いたのは日本語の看板があること。「お土産、日本に発送できます」などと書いてありました。ニュルンベルクではそのような看板は見なかったので、その人気の差?を感じました。


ケーテ・ウォルファルト…クリスマスビレッジ&クリスマスマーケット

マルクト広場のすぐそばに、一年中クリスマスのショップがあります。

店内はクリスマスの街並みそのもののようにレイアウトされ、ツリーオーナメントやくるみ割り人形、

スモーカー(香炉人形)など、ドイツ民芸・工芸品が展示販売されていました。

日本に入荷されているものも数多くあり、私が20年近く前に日本のクリスマスショップで購入したものと全く同じオーナメントがいくつかあったのも驚きました。


中世ヨーロッパのテーマパークを訪れているような、絵本の中に入り込んだような、かわいらしい街「ローテンブルク旧市街」。小さな城壁の中の旧市街は数時間あれば見て回ることも可能です。

雪の季節はまた雰囲気が格別ではないでしょうか。


次回へつづきます。

(雪江奈津代)

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