■INDEX

1.ご挨拶

2.ラベンサラとラヴィンツァラについて

3.ドイツ訪問記㈭【ウィーンと音楽】雪江奈津代

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1.  ご挨拶

こんにちは、アロマラントドイツの雪江です。

12月に入り、いよいよ冬本番。

気象庁が今月11日に「ラニーニャ現象が発生している」と発表し、今年の冬は平年よりも寒くなる傾向だそうです。冬支度はもうお済みですか?


毎年恒例の本物のモミの木を用意し、飾りつけをしました。

家の中にモミの木の香りが漂い、視覚だけでなく嗅覚からも季節を感じています。

他にもドイツのお菓子、レープクーヘンを食べて味覚からもクリスマスを感じ、一年の速さを実感したり。

今年はニュルンベルクなどドイツ出張もありましたので、このレープクーヘンの香りからの記憶にニュルンベルクも追加。香り(嗅覚)と記憶の密接な関係を実感します。


2. 【ラベンサラとラヴィンツァラについて】

ラベンサラ精油が長年、ラヴィンツァラ精油と混同され、混乱してきました。

いまだに、ラベンサラの効能としてラヴィンツァラの効能が紹介されているものも多く、

精油メーカーさんでもいまだに情報がリニューアルされていないケースが多いです。

お客様からも貴重なご質問をいただきましたので、今回はこの二つについて紹介します。


「ラベンサラ=抗ウィルス作用が強い」このように理解されている方も多いのではないでしょうか。

これは、ラヴィンツァラのことです。ラベンサラにも抗ウィルス作用はありますし、これからの冬の免疫強化に効果的なのはもちろんなのですが、ラヴィンツァラほどではありません。

下にそれぞれの精油の特徴を記載しましたので、ご参考までにご覧いただければと思います。

また、精油には相乗効果や抑制作用が働きます。単品で使用するよりも、数種ブレンドしたほうがそれぞれの薬理作用が高まります。例えば、ティートリーやレモン、ユーカリラディアータなどをブレンドして使用しても、抗ウィルス・免疫賦活作用として大変有効ですので、色々な精油を試してみてください。

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ラヴェンサラはマダガスカルに自生する元来生えている木です。

大きさは25mまで成長します。

はじめは赤い色の葉が成長し、その後薄緑から濃い緑になります。

葉から蒸留されるものがほとんどで、樹皮から抽出されるものは大変珍しいです。

香りはアニスと似たような成分があるので、ラヴェンサラのことをラヴェンサーラアニサータと呼ぶこともあります(この学名のものもありますが一般に流通していません)。ラベンサラの香りはメチルキャビコールまたはエストラゴンの香りがします。ラヴェンサラのほうが少し香りにも甘みがあり、効能的には穏やかな抗ウィルス作用や風邪予防、免疫強化作用があります。ストレスやショックなど精神面の不調に対してはより強い効果を発揮するといえそうです。


ラヴィンツァラは楠で日本で自生していますが、19世紀の初めにマダガスカルに移植されてからその後自生するようになりました。大きさは35mの高さになります。

原産の日本よりも盛んに生えるようになりました。

4つのケモタイプがあります。

Ct.ネロリドール、Ct.1.8シネオール、Ctリナロール、Ctサフロールタイプ。

実際はそれぞれが混じって生息しています。

葉から蒸留され、1.8シネオールタイプの生産量が一番多いです。

これはカンファーの含有量が少ないため、安全に使用されています。

(引用:Forum28-2005)

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3.  ドイツ訪問記㈭【ウィーンと音楽】

音楽の都、ウィーン。

毎年ウィーンの楽友協会(Wiener Musikverein)で行われるニューイヤーコンサートはあまりにも有名です。

ウィーンでは、どの音楽をどこで楽しむか…。まず有名な国立オペラ座、少し気楽オペレッタ、バレエなどが楽しめるフォルクスオーパー(Volksoper)、オーケストラなどクラシックなら楽友協会やコンツェルトハウス、またアン・デア・ウィーン劇場もあります。


全て観てまわりところでしたが、時間に限りもあったので楽友協会でオケを聴くことに。

楽友協会には、ニューイヤーコンサートの会場として有名な黄金のホール(Gldener Saal)と、小ホールのブラームスホール(Brahms-Saal)があります。

現地入りしてからのチケット手配だったのでダメ元だったのですが、なんとゴールデンホールの前から2列目を取ることが出来ました…!一人分の手配だったから入りこめたのかもしれません。

けっこう地味に頑張りました(笑)。

もちろんウィーン・フィルの演奏で、曲はブラームス交響曲第4番。

楽友協会では、ウィーン・フィル以外のコンサートも多数開催されています。

やはりここは本拠地の音を聴きたい、ということでウィーン・フィルしか考えられません。


ゴールデンホールは、テレビなどで見る通り豪華絢爛。中に入るとその歴史の重みを感じましたが、それと同時に親しみやすい雰囲気も感じました。日本のコンサートホールよりも舞台が近いので、一体感があります。残響音が素晴らしく、つややかな音色と響きに包まれて最高のひと時でした。

奏者との距離が近いので、目も合ってしまいます(笑)。ウィーンフィルの演奏者の方々はとても楽しそうに、いい意味で自由な音楽を演奏しているなぁという印象を受けました。

文化なのでしょうか。ベルリンフィルとはまた違うとか。。。N響とも全然違います。

休憩時間はロビーでシャンパンやカナッペをいただきながら、前半の演奏について談笑して過ごしました。初対面同士が同じ音楽の話題で盛り上がります。そんな出会いも旅の楽しみの一つですね。

楽友協会では、その他に観光客用にモーツァルトコンサートなども開催しています。これは豪華なコスチュームに身を包んだ楽団員が演奏するコンサートで、演目もモーツァルトの馴染みある曲などを演奏するため大変人気のようです。私はあえてそのモーツァルトコンサートを避けてチケットを探しましたが…。

余談ですが、ヘーデンボルク・トリオの和樹さんが私の位置から数メートルという目の前でヴァイオリンを演奏していたのが感動でした。素敵でした〜。


さて、長くなってしまいました。

まだまだ音楽がらみのウィーン話は尽きないのですがこの辺で。

(雪江)

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