【アロマラント通信201912月号】


INDEX

1.  アロマコラム:ラヴィンツァラについて

2.オーストリア雑談:ウィーンとパリ(深谷記事)

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12月も半ばになり、街はすっかりクリスマスムードですね。毎年この時期になると一年があっという間に過ぎたことに驚きます。

私も自宅に毎年恒例の生のモミの木を用意し飾り付けをしました。今年のモミの木は葉はしっかりついているのですが、幹が少し細身だからなのか、香りがあまりしません。ちょっと残念です。毎年モミの木の香りが部屋中に広がり「あー、クリスマスだなぁ」と、それこそ嗅覚でも楽しんでいたのに。息子たちも「今年のモミの木はパワーないね」と。香りは記憶とリンクします。香りからその時の季節や経験、感情などを思い出したりします。皆さんのこの時期の香りは何でしょうか?


さて、12月後半に向け慌ただしい時期になりますが、少し時間をとって一年の振り返りや来年の目標を考えたりしたいですね。

今年も皆様には大変お世話になり感謝申し上げます。来年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

素敵なクリスマス、年末年始をお過ごしください。

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1.     アロマコラム:ラヴィンツァラについて

以前も一度記事にしたことがあるラヴィンツァラですが、この時期なのでもう一度ご紹介いたします。

ラベンサラ精油が長年、ラヴィンツァラ精油と混同され、混乱してきました。「ラベンサラ=抗ウィルス作用が強い」このように理解されている方も多いのではないでしょうか。これは、ラヴィンツァラのことです。ラベンサラにも抗ウィルス作用がないわけではないのですが、穏やかな作用でどちらかというと免疫賦活作用としての効果が大きいです。


ラヴィンツァラは強い抗ウィルス作用があり、フランスのメディカルアロマ分野では、ドクターが気道のウィルス感染予防にも使用するようです。風邪やインフルエンザへの効果はもちろん、ウィルス性腸炎にも効果があります。その割にカンファーの含有量が少ないことから安全に使用することができます。

アロマラントではラベンサラを、ヨフィールではBioラヴィンツァラをご用意しております。この時期Bioラヴィンツァラが大変人気です。ヨフィール社のラヴィンツァラは、香りもマイルドで大変使いやすいのでぜひ一度お試しいただければと思います。

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【オーストリア雑談】ウィーンとパリ


ウイーンとパリは似ています。どこがと言われると困るのですが、その女性的なところでしょうか。勿論両方とも首都ですから壮大で男性的な場所は多数あります。パリならコンコルド広場、凱旋門、旧オペラ座一帯。ウイーンならその名もヘルデンプラッツ(英雄広場)や市役所前の公園。ブルク劇場近辺などなど。しかし街の印象にはどことなく女性的な柔らかみとまろやかさが目立ちます。だからパリの好きな人はウイーンも好きですし、その逆も又然りな訳です。ウイーンには小型版のパリといった趣があります。


なぜそう思われるのか考えてみました。

環状道路に並び立つ建築が19世紀半ば(パリ)と後半(ウイーン)と、統一されている。これがベルリンにもロンドンにも無い、都市そのものが建築博物館になっている様な印象の基でしょう。一方都市中心部には都市計画によらない中世以来の無秩序空間が残っていて、くつろげるのです。ダルタニアンやノートルダムのせむし男がひょっこり出てきそうな雰囲気。ウイーンなら第1区のグラーベンやコールマルクト近辺ですね。表通りの堂々たる統一感と旧市街の人間臭い乱雑ぶり。以上が先ず目につく共通項です。


両都市ともカフェが至る所にあり仕事や暮らしにコーヒーブレークが組み込まれています。カフェで本や新聞を読む習慣も共通です。ロンドンには有りませんから観光旅行の町歩きで疲れた時など困ってしまいます。両国ともスターバックスを軽蔑しているのも同じで、「アメリカ人に美味しいものが作れる訳が無い」とばっさり切り捨て。フロイトやエゴン・シーレが活躍した時代のウイーンも印象派の画家が活躍したベルエポックのパリも大いに議論をし、カフェで時間を過ごしたものでした。この100年英米に押されっぱなしのヨーロッパは自分本来の文明の型に回帰したほうが良いのではないでしょうか。カフェで議論しながらものの本質に迫るというカフェ文化という型です。金々々と金の亡者よろしくあくせくするのはアメリカ人に任せて、優雅に議論しながら本質を極めるのがヨーロッパ流でしょう。


ウイーンではフランス語がかなり通じます。カフェラテはMelangeと発音もフランス語でメランジュになります。歩道はトロットワール。こうしたフランス文明への傾斜はどこから来るのか?カトリック教、優雅さへの憧れ、小商人風(こあきんどふう)個人主義のしたたかさ、ドイツ流のずけずけした物言いへの反発等々共通する傾向はまだまだあります。面白いテーマですね。

(深谷)

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