【アロマラント通信20206月号】

INDEX

お知らせ:商品入荷状況について

1.  アロマコラム:精油の昆虫忌避作用(蚊)について

2.  オーストリア雑談:Alpenrepublik(アルペンレプブリーク~アルプス共和国)

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【商品入荷状況】

国際輸送が一時的にストップしていた影響で、ドイツのアロマラント社製品の入荷が大幅に遅れております。すでにアロマラント社からの出荷は無事に済んでいるものの、いまだドイツ国内空港での出国手続きに時間がかかっているようです。

現在、アロマラント社のティートリー(No.141)、レモン (No.143) が在庫切れとなっております。ティートリーエクストラ(No.37)はまだ在庫にゆとりがございますので、よろしくお願いいたします。また、センソレオ社の有機Bioティートリーは、5ml,10ml共に在庫がございます。先日オーストリアから入荷しました有機Bioラヴィンツァラにつきましては完売となりました。

在庫状況も日々変わりますので、詳しくはお気軽にお問い合わせください。

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1.     アロマコラム:精油の昆虫忌避作用(蚊)について

一般的に市販されている虫除けスプレーなどには「ディート」という化合物が有効成分として入っています。その安全性への不安やリスクから小さなお子様や健康意識の高い方からはアロマで虫除けができないか、とお問い合わせをいただくことが多いです。

ニューメキシコ州立大学の研究チームが興味深い実験を行い「Journal of Insect Science」誌〔(Volume17, Issue1)January 2017〕にその内容が発表されています。ちょっと古い記事で20171月のジャーナルです。 

Oxford academic参考文献: https://academic.oup.com/jinsectscience/article/17/1/24/2996380 )


この実験は、ディート98%入りのスプレー製品や殺虫剤入りの虫除け商品、レモンユーカリ精油入りスプレー、シトロネラキャンドルやハーブブレスなど11種類の蚊除け製品を人間に試し、蚊がどれだけ集まったかを比較しています。

最も効果が高かったものが上位から①殺虫剤入りの製品、②レモンユーカリ精油入りスプレー、③ディートスプレー、という結果に。

レモンユーカリ精油入りスプレーは、何もしない場合に比べ引き付けられる蚊が67%減少とディートスプレーよりも虫除け効果が高いことがわかりました。ちなみにこのレモンユーカリの濃度は30%です。これでディート98%スプレーよりも効果があるのですから

ディートを製品に入れる場合は10%程度までと日本の場合薬機法で決まっているようなので、実際にはディート98%の虫除けスプレーはないわけで。そうすると、精油スプレーってとても有効なんじゃないかと思いますね。30%濃度については検討修正は必要かと思いますが、でも、効果は確かにあるというわけです。

ちなみに、それ以外のシトロネラキャンドルや音波を使用したもの、ハーブブレスなどは効果がなかったとのこと。

今回は蚊に対してのことなので、これがハエやシラミ、ダニなど虫の種類によっても違ってきます。蚊の場合は、簡単にいえば「レモン様」の香りが効果的。ユーカリレモン以外にもシトロネラ、レモングラスなども同じように効果があります。アロマスプレーを作って、網戸などにシュッとしたり、虫除けスプレーとして携帯するのもいいですね。

また、ミントなどはハエなどに効果があると言われています。虫の種類で効く精油(成分)の種類も違いますので、それぞれに合わせてアロマを活用してくださいね!

YUKIE)

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2.  オーストリア雑談:Alpenrepublik(アルペンレプブリーク~アルプス共和国)

国にはイメージというものがあります。フランスなら美食の国、芸術の国。ドイツなら詩人と思想家の国 Dichter und Denker。日本なら日出ずる国とかサムライと忍者の国とか!?外国人観光客に働きかけて観光収入を増やしたいときなどこういう紋切り型を利用するのが一番簡単です。これでマイナスイメージしか思い浮かばない国だと宣伝文句作りもままなりません。


グループ別に各国を分けるときもあります。あるフランス人から聞いた説で、男の良い国と女の良い国があり、代わりばんこに地図上に並んでいる、というものもありました。良いというのは立派なとか、ものの役に立つという意味でしょう。彼に言わせるとフランスは女の良い国、隣のドイツは男の良い国、その又隣のポーランドは女の良い国、だそうです。東に進むならこれで良いのですが、西や南に向かうとどの国がどの国のお隣なのかあいまいになるので説得力に欠けます。イギリスのお隣は東方面でオランダなのかベルギーなのか?西北方面でアイルランドかスコットランドか、などなど。各国のイメージについて思い浮かんだものを集めると面白いでしょうね。アメリカのイメージは?とかコロナ前後でチャイナ・イメージに変化がおきたかなど。このフランス人いわく日本は男の良い国だそうです。日本女性が大もてなのに男の方はさっぱりですからこの説は当てになりません。

オーストリアのイメージはどんなものでしょう。音楽の国、表現主義絵画の国というプラスイメージはもともと有りましたが戦後は強いマイナスイメージもできていました。ヒトラーと共謀して人道に反する行動をとったというものです。これはナチスに併合されて逆らえない状況の中でしたのでオーストリアの責任ではありませんが、地元の国家社会主義者が実際にユダヤ人狩りに手を貸していたのも事実ですから100%無実とも言えません。それやこれやで新しいプラスイメージを作る必要に迫られて打ち出したのがアルペンレプブリークです。平和で牧歌的なアルプスの小共和国というものです。

それに加えてここ10年ほどは環境に優しい国というエコイメージで売り込んでいます。こちらは事実の裏ずけもあります。2020/02/24 放送のFrance 24サイトによると、オーストリアは欧州で一番bio製品の生産比率が多い国でザルツブルク西方の農家の例を取ると、通常品の牛乳はリットル37セントで売れるがbioだと50セントになる。

またbio農業観光で収入の40パーセントを得ている。

現在はスーパー経由の販売が75%と多いので消費者向け直接販売に力を入れている。

牛乳もアロマ精油もオーストリアはbio中心の様ですね。

(深谷)

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